ブルシンセティック(1)

組成時デルタヘッジ付のブルシンセティックの運用パフォーマンスを簡単に表で説明
IV LIST DTE/Strike105strike9085
30dte13.524.830
6014.82427.5
18016.82224.2
バックテストに使用したオプションのIVデータ。2021/08/07終値を使用。

考察

1) 期中の損益曲線について、ポジション組成時は原点近傍でフラットである。時間が経過すると損益曲線は緩やかな右肩下がり(デルタマイナス)に傾き、日経平均と逆相関に振る舞う。満期直前まで損益曲線のデルタはさらにマイナスになる。これは日経平均に投資する者にとってはヘッジとしての機能がありメリットである。(ただし、市場クラッシュ時で日経平均が大きく下がり売っていたプットがITMになると、日経平均と同じように振る舞うので損失が増幅してしまう。)


2)ブルシンセティックの相関係数はいずれも0.5前後で、日経平均より高いシャープレシオを実現している。日経平均に対し超過リターンαを生む結果となっている。

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